こんにちは、心理カウンセラー・WEBクリエイターの神谷今日子です。
最近、ブログの更新が滞っていたので、再開しようと思います!(決意)
さて、最近は、過去のクレヨンしんちゃんの映画をいくつか見ています。
中でも、「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」は、すごく心に残ったので、今日はこの映画のこと、そして、この映画から学べる心理学について話そうと思います。
ガチンコ!逆襲のロボとーちゃんのあらすじ
腰を痛めてしまった野原ひろし(しんちゃんのお父さん)が、怪しげなエステに行くと、記憶をコピーされたロボットに姿が変わっていました。
最初は、野原みさえ(しんちゃんのお母さん)は、ロボットを恐れて、拒否しますが、徐々にそんなロボットになった野原ひろしを受け入れていきます。’
しかし、野原ひろしがロボットになってしまったのは、弱い父親の立場の復活を企む、「父ゆれ同盟」の陰謀でした。
最後は、その陰謀の中心人物である「黒岩仁太郎」に、しんちゃんたちが勝ち、肉体を持った野原ひろしも戻ってきます。
しかし、記憶をコピーされたロボットであるとーちゃん(ロボとーちゃん)と、肉体を持った野原ひろし、どちらも同時に存在する形になってしまいます。
どちらが本物の野原ひろし?という、何とも深いテーマが描かれています。
自分って何だろう?
ここで考えさせられるのは、「本当のその人って何なのだろう?」ということです。
記憶をコピーされたロボットは偽物で、肉体を持ったとーちゃんだけが本物なのでしょうか?
確かに、見た目では、肉体を持ったとーちゃんが本物になるでしょう。
ただ、ロボットも、ロボットになってから、ずっと家族をサポートしてきています。
「自分は野原ひろしだ。しんのすけのとーちゃんだ。」という自覚があるし、家族もロボとーちゃんのことをお父さんだと思っているのです。
また、心理学では、「自分とは過去の記憶だ」と言われています。
過去の記憶によって、「私とはこういう人だ」と、自分を定義づけているのです。
なので、記憶をコピーされたロボとーちゃんが、「自分が野原ひろしだ」と思うのも、正しいし、納得できるものなのです。
結局、映画では、しんちゃんが、どっちも本物のとーちゃんだ!と言って、終わりました◎
自分を知り、自分を変えるには?
あなたは、自分のことを知りたいと思ったことはありませんか?
そして、あなたは、自分を変えたいと思ったことはありませんか?
先ほども申し上げた通り、あなたとは「過去の記憶」です。
「自分は過去こうだったから、今こうなんだ。」の積み重ねで、今のあなたができています。
ですので、まずは、過去の記憶を振り返ることで、あなた自身というものが見えてきます。
では、自分を変えるためには、どうしたらいいと思いますか?
その一つに、過去の記憶の定義づけを変えるという方法があります。
過去のあなたは、どんなことがありましたか?
過去のあなたは、どんな挫折を経験しましたか?
その出来事自体を変えることはできません。
ただ、その出来事で、『今の自分がこうなんだ』という定義づけの部分は変えることができます。
過去、あんな辛いことがあったから、今の自分は、こんなことになってしまったんだ…とネガティブに定義づけることもできます。
一方で、過去、あんな辛いことがあったから、今の自分は、この経験を活かして、こんな社会貢献をしているんだ!とポジティブに定義づけることもできます。
あなたは、過去の記憶に対して、どんな定義づけをしますか?
それが今のあなたを作っているし、今後のあなたをも作っていくのです。
ということで、今日は、ロボとーちゃんの話と、そこから学べる、本当の自分について・自分を変える方法について、お話をさせていただきました。
せっかくですので、今日は、あなたの過去の記憶を整理する日にしてみませんか?
ロボとーちゃんの映画でも見ながら…^^笑
では、今日のブログは以上です♪